ヨガ哲学の小部屋 「結果を手放す」近藤麻里

今回の哲学の小部屋は、近藤麻里先生です。
担当クラス:水曜11:00-12:30 OPEN 水曜19:30-21:00 入門

ヨガの根本経典「バガヴァット・ギーター」には、私たちが豊かで満ち足りた人生を歩んでいくためのさまざまな知恵が記されています。その「バガヴァット・ギーター」には、このような一節があります。

「あなたの職務は行為そのものにある。決してその結果にはない。」

ここでは、大切なことは行動することである。結果を求めることありきで行動してはいけないといっています。例えば、子供の頃、結果である親の期待に応えるために嫌々勉強したり、社会人になり、営業の仕事についたが、結果である営業成績を上げるためだけに仕事をしているなど、今までの人生で結果のために何かをしていたという経験はあると思います。しかし、結果ばかりに執着してしまうと、結果が悪かった場合、自分はなんてダメな人間だと自己否定してしまいます。それを、目の前の課題と真剣に向き合い、一瞬一瞬を大切に行動することで、どんな結果でも受け入れ、さらなる一歩を踏み出していけるのではないでしょうか。

私は、昨年12月上旬から新しいお仕事を始めました。それは、スーパーで行う単発のバイトです。食品メーカーさんの宣伝で、試食販売等をする“マネキン”というお仕事です。12月5日に某大手スーパーで行いました。時間は11時~19時までです。今回は、飲料メーカー発売、このスーパー系列限定の炭酸飲料の試飲販売を行いました。事前に商品の説明を受け、宣伝文句を練習したのち試飲販売に臨みました。スーパーに着くと、荷物チェックを行い、マネージャーさんにあいさつをしました。そこで、たくさんある在庫を「全部売っちゃっていいからね」と気合を入れられました。私は売るぞ!という気持ちで試飲販売を始めました。

朝の時間は高齢のお客様が多く、興味を示してくれるのですが、試飲すると、刺激が強いのか購入してくれる方はあまりいませんでした。そして14時まで行い休憩に行きました。それでも午前中は31本売れたので、マネージャーさんに報告すると、「昨日はあなたがいなくても60本は売れたのよ」といやみを言われました。そこで私は特にイラッとしたわけでもなく、あることに気づきました。私は売ることばかり、結果ばかりに執着していたのです。そのことで視野が狭くなっていたのです。午後は、もっと商品の良さを分かってもらうよう、1人1人に説明をしようと心掛けました。すると自然とお客さんと会話も弾み楽しくなり、あっという間に終わりの時間になってしまいました。結果としては、午後は130本も売ることができました。

このようにして、結果ばかりに執着している時は、視野が狭く、思い通りにいかなかったのですが、その執着を捨て目の前の事を一生懸命行うと、楽しくなり、自然と良い結果になりました。みなさんも、結果だけ気にしすぎていないでしょうか。大切なことは、執着を捨て、目の前の課題と真剣に向きあい、行動していくことです。そうすることで、思った以上の結果が得られたり、精神的にも楽になり、幸せな人生を歩んでいけるでしょう。

麻里さんプロフ

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